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つぶやきログ:地域で暮らすということ

こんにちは!世話人の三上です。

今回は前回に引き続き私のひとりごと、『つぶやきログ』のコーナーをお送りします^^

 

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友人と話していると、私の仕事について

「結局さ、何をする仕事なの?」

と、”全然イメージがわかない”という反応をされることが多いです。

確かに、「対象は精神・知的に障害がある人で老人じゃない、介護・介助はしない、普通のアパートの1室で暮らしている人たちの食事を作るのが主な業務です」と言われても、もし精神疾患に詳しくないとか、福祉サービスを利用したことがない、という人なら、「そういうサービスがあるんだ!」と思うかもしれません。

じゃあ私がしている仕事はどういったものなのか、自分の考えを少し書いてみようと思います。

 

 

グループホームは福祉サービスのひとつ、【共同生活援助】という仕組みで運営されています。

ノースアクトのグループホームは、普通の住宅街の中にある、普通のアパートの数部屋で運営されています。アパートの他の部屋にはグループホームと関係のない住人の方々が住んでいます。

周囲にはコンビニやスーパー、飲食店、服屋さん、色々なお店があります。

 

ここで想像してみてほしいのですが、いまこの文章を読んでいるあなたは、家の近所のお店やサービスを利用することはありますか?

生活の中で、スーパーに行ったり、おいしいご飯を食べに行ったり、遠方にしか売っていないものを宅配便で取り寄せたり、美容室で髪を染めてもらったり…

自分の生活スタイルや事情に合わせて、身の回りのサービスを利用すると思います。

人によっては「同居のおじいちゃんの昼食だけ、毎日届けてもらってる」「仕事に行っている間、子供を保育園で預かってもらってる」など、生活のサポート的に何らかのサービスを利用している方もいるのではないでしょうか。

あなたと同じ地域に住んでいる方々も、きっと人それぞれ、本当に一人一人異なるスタイルと事情があって、自分に必要なサービスを選択して利用し、生活に役立てていると思います。

 

グループホームの入居者さんも、そんな”地域で暮らしている一人の人”で、スーパーや美容室と同じように、自分の生活に必要なサポート的サービスとして【共同生活援助】を選択して利用しているのです。

入居者さん一人一人ももちろん様々な事情がありますが、「病院や通所先と連携した支援を受けられる環境」「困った時に誰かが近くにいる家」を利用すれば、入院生活や、親などとの無理な同居ではなく、地域で一人で生活することが十分できる…という人はたくさんいます。(逆に、一人で暮らしたいけど難しくて悩んでいる人もたくさんいます)

 

なので私は、この仕事は

「彼ら・彼女らが当たり前に地域で暮らすために利用するサービスのひとつ」

だと思っています。

 

…結局何をする仕事なのか、尚更ぼんやりしてしまいました笑

でも、これを踏まえて考えると、普段私たちがしていることの

・食事を作って提供する

・掃除や通院など生活の一部を手伝う

・病院や通所先と連携して支援をする

・困ったことがあればいつでも相談できる先 である

・毎日記録をつけていつでも振り返れる・共有できるようにしておく

これらは、これだけ聞くとよくわからん仕事かもしれませんが、「利用者さんが自分の生活、人生をやっていくために、こういうガッチリした仕組みの中で、サポートしているんだよ」ということなら少し「そういうもんかぁ~」と思えるような気がしませんか?

私は自分の仕事を、そういう仕事だと思っています。

 

***

 

とても長くなってしまいましたが今回はここまでにしておきます!

つぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました^^

ではまた!

 

 

 

 

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